株式会社のデメリットについて説明します。
◇デメリット◇
◆設立登記等、ランニングコストがかかる：株式会社設立の場合は収入印紙代等で20～25万円ほどかかる。
◆帳簿に時間、コストがかかる ：個人事業では帳簿が存在しなことさえありうるが、株式会社にすると現金出納帳、預金出納長、売掛金台帳、買掛金台帳等作成しなければならないため、時間、コストがかかる。
◆均等割がかかる ： 株式会社設立後、年度の決算が完了し、その年度が赤字収支であった場合でも、均等割という法人住民税がかかる。
株式会社のメリット
株式会社のメリットについて説明します。
◇メリット◇
◆節税ができる ： 法人事業と個人事業では同じ売り上げ・利益でも課税基準が異なり、法人化するだけで節税可能。 （個人では売り上げと税率は比例するが、法人は税率が一定。）
◆有限責任 ： 万が一破綻した場合、代表者の責任範囲が有限であり、再起可能。
◆一般人からの資金調達が可能 ： 小さい会社には銀行からの融資が困難だが、株式会社として株を発行することにより、一般人からの資金調達が可能になる。
◆社会的信用の増加 ： 個人事業者よりも株式会社であるほうが、取引先や金融機関、消費者からの信用度が高くなる。
◆決算期が選択可能 ： 個人事業の場合、決算は年1度の1月1日～12月31日と決まっているが、法人形態では時期の選択が可能に。
株式会社とは
株式会社とは・・・
株式会社とは、出資者である株主に対して株式を発行することで設立される会社である。重要事項の決議は、株主が持つ株式に付帯する議決権に応じて決定を行う、株主総会で行う。また、収益を配当金として株主の保有する株式数に応じて株主に返還する。2006年に施行の新会社法により、資本金1円での設立も可能となった他、取締役会の設置も任意となった。