中国で会社設立したい方向けに会社設立の方法をお伝えします。
中国での会社設立までのおおまかな流れを列記致します。
まず、最初に揃える書類一式は・・・ ・
可行性研究報告(F/S) (フィージビリティスタディ)
→フィージビリティスタディとは、新製品や新サービス、
新制度に関する実行可能性や実現可能性を検証する作業のこと。
業務面、システム面、資金面、投資採算など複数の視点から分析を行い、
その実現可能性を検証します。
・章程 (定款)
→定款(ていかん)とは「会社などの社団法人の組織活動の根本規則」
と定義づけられます。難しい表現ですが、要するに、
定款とは会社の最も重要な規則を定めたもののことをいいます。
このことから「会社の憲法」と呼ばれたりもします。
・委派書(董事会&法廷代表人全員サイン)
→董事会(とうじかい)とは中国資本と外国資本による
合弁会社の最高決議機関のこと。出資者を代表する複数の
「董事(とうじ)」により構成される会です。日本で言うと、
株主が取締役である「取締役会」といったイメージのものです。
・設立申請書
・設立登記表
・親会社法定代表人のパスポートコピー
・授権委託書
・現地法人法定代表人、董事会メンバー全員のパスポートコピー
上記書類が揃ったら次に・・・
・批准証書の取得
→批准(ひじゅん)とは、国家が条約に正式に拘束されることへの
同意を表明する方法の一つであり、条約への署名を行った後に、
その内容について議会の同意を得て、批准書を寄託や交換することによって行う方法のことです。
・企業名称の取得
・オフィス
・工場設置場所の選定、契約
・批複(ひふく)の取得 ・賦碼通知単の取得
・営業許可証の取得
・社印となる印鑑作成
・法人番号の取得
・外匯登記証の取得
・銀行口座開設(資本金口座)
・開戸許可証の取得
・税務登記(地税)
・税務登記(国税)
・験資報告書の取得
・新営業執照の取得
・税関登記
・統計局登記
以上が大まかな会社設立の流れであり、非常に煩雑な手続きを踏まなければなりません。
これら一連の流れをおよそ3カ月半以内に完了させないと
スムーズに会社が設立できたとはいえないでしょう。
下手をすると半年、1年と時間だけがかかってしまいます。
日本での会社設立でさえ手続きには大変時間がかかってしまいがちです。
ましてや中国での設立となると、なおさら時間がかかる上にとても面倒で
日本では行われていないような手続きがたくさんあります。
ですから、スムーズな会社設立のためにもこのような面倒な手続きは専門的な方に任せるのが一番です。